はじめに
Quota Desk は、Codex・Claude・Antigravity の利用枠を読み取り、残りと枠が戻る時刻をアプリの画面とデスクトップのウィジェットに表示します。
各サービスから読み取る
この Mac で動いている Codex・Antigravity の公式ツール、Claude Code のステータス行、または claude.ai の利用枠のページから、利用枠の値を読み取ります。AI に質問を送って推測することはしません。
アプリがまとめる
読み取った値と履歴を、この Mac の中に保存します。照会は 5分ごとと、サービスの起動状態が変わったときです。
ウィジェットに表示する
アプリがまとめた値を、デスクトップのウィジェットが表示します。
- Apple シリコン搭載の Mac(macOS 14 以降)
- Codex・Claude・Antigravity のうち、使っているサービスのアカウント
基本操作
入れて起動する
ダウンロードした
QuotaDesk-0.2.0.dmgを開き、Quota Desk を「アプリケーション」フォルダーへドラッグして起動します。アプリの画面に Codex・Claude・Antigravity のカードが並びます。ウィジェットを置く
デスクトップの何もないところを右クリックし、「ウィジェットを編集」を選びます。一覧から「Quota Desk」を選び、「Quota Desk · 3連メーター」かサービスごとのウィジェットを、中か大のサイズでデスクトップへドラッグします。
Codex をつなぐ
いつものように Codex CLI をターミナルで使うか、Codex・ChatGPT のデスクトップアプリを起動します。Quota Desk が約10秒ごとに起動状態を確かめ、見つけると利用枠を読み取ります。特別な設定はいりません。
メイClaude はつなぎかたを 2 つから選べます。
Claude をつなぐ
デスクトップ版やブラウザーで使う場合:設定の「Claude Web連携」で「Webアカウントに接続・確認…」を押し、Claude デスクトップ版と同じアカウントでログインします。ログイン情報はこのアプリ専用の保存領域に残ります。
ターミナル版の Claude Code を使う場合:設定の「Claude Code連携(ターミナル版)」で「ステータス行に接続」を押します。Claude Code のステータス行の設定(
~/.claude/settings.json)を書き換え、それまでの表示コマンドは引き継ぎます。Claude Code が応答を終えるたびに値が届きます。「連携を解除」で元の設定に戻ります。Antigravity をつなぐ
CLI(agy)の場合:バージョン 1.1.11 以降の
agyが入っていれば、自動で利用枠を照会します。デスクトップ版・IDE の場合:設定の「Antigravity デスクトップ連携」で「ローカル接続情報の利用を許可」をオンにします。起動中の Antigravity から接続に必要な情報を読み取り、この Mac の中で利用枠を照会します。読み取った情報はメモリの中だけで扱い、保存も外部への送信もしません。
メーターの読み方
分からない値を推測で埋めず、取得できた値をそのまま表示します。
針と大きな数字
初期設定の「短時間枠優先」では、5時間枠があればそれを表示します。なければ週間枠、それもなければ取得できたモデルごとの枠です。同じ種類の枠が複数あるときは、残りの少ないほうを表示します。
内側のリング
同じアカウント・同じモデルのグループに週間枠があると、内側のリングと「週○%」で表示します。週間枠だけのときは一重です。
リセット日時
主に表示している枠が戻る日時を、メーターの下に表示します。分からないときは「取得できません」、時刻を過ぎて新しい値を待っているあいだは「確認待ち」です。
白い◇(1時間後の予測)
大サイズのウィジェットで、15分以上・4点以上の履歴があるときだけ表示します。今のペースで使い続けた場合の 1時間後の残りの見通しです。
「—」と「前回」
値がないときは「—」を表示し、0% とは区別します。15分より古い値には「前回」と表示し、メーターの弧は点線になります。
アプリのグラフ
実線は実際に取得した値、破線は今のペースでの予測です。取得する前の期間は補いません。
アプリの画面の「会話ごとの動作状況」に、Codex・Claude Code・Antigravity で動いている会話のプロジェクト名、使っているモデル、推論の設定、状態(実行中・待機中など)を約10秒ごとに表示します。Codex は直近 2 日・新しい順に最大 40 件が対象です。会話の本文やプロンプトは保存しません。
設定
アプリの「設定とウィジェット」から開きます。
| 項目 | できること |
|---|---|
| アプリの更新 | 「起動時と定期的に新しいバージョンを確認」のオン・オフと、「アプリのアップデートを確認…」 |
| 表示するサービス | Codex・Claude・Antigravity のうち、表示するものを選びます |
| 取得方法 | サービスごとに取得元を選びます。「自動」は起動中の取得元を約10秒ごとに判別します。「未起動のサービスも表示」で、起動していないサービスのカードも表示します |
| Antigravity デスクトップ連携 | 「ローカル接続情報の利用を許可」のオン・オフ |
| Claude Web連携 | 「Webアカウントに接続・確認…」と「Web連携を解除」 |
| Claude Code連携(ターミナル版) | 「ステータス行に接続」と「連携を解除」 |
| 取得と履歴 | 「アカウント変更後の履歴を開始…」で、保存した履歴を消して今のアカウントで記録し直します |
| ウィジェットの対象枠 | ウィジェットを右クリックして「ウィジェットを編集」から、「短時間枠優先」「5時間枠」「週間枠」を選べます。「週間枠」を選ぶと一重の表示になります |
困ったとき
メイまずはアプリを起動したまま、少し待ってみてください。
ウィジェットの一覧に Quota Desk が出てこない
ウィジェットの編集画面をいったん閉じ、Quota Desk を起動してから、もう一度「ウィジェットを編集」を開いてください。
Claude が「接続済み・受信待ち」のまま変わらない
ターミナル版の場合は、Claude Code でいつもどおり質問を 1 回して、応答が終わるまで待ってください。値は応答が終わったときに届きます。表示されないときは Claude Code を起動し直し、プロジェクトごとの設定でステータス行が上書きされていないか確かめてください。デスクトップ版を中心に使っている場合は「Claude Web連携」がおすすめです。
Antigravity のデスクトップ版の残りが出ない
設定の「Antigravity デスクトップ連携」で「ローカル接続情報の利用を許可」がオンになっているか確かめてください。オフのときは CLI(agy)からだけ取得します。
アカウントを切り替えたのに、前の値が混ざって見える
設定の「取得と履歴」で「アカウント変更後の履歴を開始…」を押し、履歴を消して記録し直してください。
値に「前回」と出ている
15分より長く新しい値を取得できていません。アプリが起動しているか、各サービスが起動しているかを確かめてください。アプリを終了すると取得は止まります。
アプリを何度も開くと、二重に起動しない?
しません。ウィジェットやメニューバーから何度開いても、すでに開いているウィンドウが前に出ます。
最初に開くとき、確認画面が出る
インターネットからダウンロードしたアプリを初めて開くときに macOS が表示する画面です。「開く」を選んでください。ファイルが公式のものかは、確かめかたの手順で確認できます。
用語
| 利用枠 | AI サービスの契約ごとに決められた、一定の期間に使える量。 |
|---|---|
| 5時間枠・週間枠 | 利用枠を数える期間の長さ。5時間ごと、1 週間ごとに使える量が戻ります。 |
| リセット | 使った量が数え直され、利用枠が戻ること。 |
| CLI | ターミナルで文字を打って使うタイプのツール。Codex CLI や Antigravity の agy など。 |
| ステータス行 | Claude Code の画面の下に出る 1 行の表示。Quota Desk はここから利用枠の値を受け取ります。 |
| 公証 | Apple が、配布されるアプリに既知のマルウェアが含まれていないかを自動で検査する仕組み。 |
くわしい仕組み
- Codex は Codex CLI(デスクトップ版では同梱の CLI)の読み取り専用の窓口(
account/rateLimits/read)から、Antigravity はagy -p /usageか、この Mac の中で動く Antigravity の窓口から利用枠を読み取ります。 - アプリとウィジェットは、macOS の共有フォルダー(App Group)に置いた
dashboard.jsonで値を受け渡します。ウィジェットの中で CLI の起動やログインの処理はしません。 - 二重起動は、ユーザーごとのロックファイルで防いでいます。
- アプリの更新には Sparkle 2.10.0 を使い、更新情報と DMG の電子署名(Ed25519)を確かめてから入れ替えます。
